KUMANO SANZAN
熊野三山
紀伊山地の霊場と参詣道
神々の霊が隠れ籠る独自の聖域
「 熊野本宮大社 」 「 熊野速玉大社 」 「 熊野那智大社 」の3社を
「 熊野三山 」と呼びます。
「 熊野三山 」は、「 熊野古道(熊野参詣道)中辺路 」によって結ばれています。
日本全国に約三千社ある熊野神社の総本社でもあり、熊野は古くから人々の熱い信仰に支えられた聖地で、『伊勢へ七度、熊野へ三度』と言われております。
熊野本宮大社
熊野三山の一角
いにしえの空気が漂う聖地
全国の熊野神社の総本山にあたる熊野三山(本宮、新宮、那智)の中でもとりわけ古式ゆかしい雰囲気を漂わせるのが熊野本宮大社です。
かつては、熊野川・音無川・岩田川の合流点にある「大斎原(おおゆのはら)」とよばれる中州にありましたが、明治22年の洪水により被害を受け、かろうじて被害を免れた社が現在の本宮大社がある場所に移築されました。
熊野速玉大社
熊野三山の一角
樹齢千年 ナギの木のご神木
熊野川河口に鎮座し、境内には樹齢千年とされるご神木の「ナギの木」の大樹があります。
ナギの大樹は熊野権現の象徴として信奉篤く、古来より道中安全を祈り、この葉を懐中に納めてお参りすることが習わしとされています。
また摂社である神倉神社は、熊野三山に祀られている熊野権現が最初に降臨された聖地とされております。
熊野那智大社
熊野三山の一角
今も多くの人々の信仰を集める。
那智山の信仰は、神武天皇東征の折りに、那智の大滝を大己貴命(おおなむちのみこと)御霊代(みたましろ)として祀ったことに始まります。
元来は那智の滝に社殿があり、滝の神を祀ったものだと考えられていました。
見晴しのよい現在の社地にお移ししたのは仁徳天皇五年(三一七年)と伝えられており、これが熊野那智大社の起源と云われております。
紀伊勝浦駅・新宮駅までのアクセス
電車でお越しの方
大阪方面から
新大阪からJR特急くろしおで、紀伊勝浦駅まで約3時間25分、新宮駅まで3時間40分
名古屋方面から
名古屋からJR特急「ワイドビュー南紀」で、新宮駅まで約3時間15分
飛行機でお越しの方
東京方面から
白浜空港リムジンバスで紀伊勝浦駅まで約1時間50分、新宮駅まで約2時間15分